子供のしつけは何歳からはじめるのがいいの?

子供のしつけは何歳からはじめるのがいいの?


「こどもには○○でいて欲しい」「こんなことはしないでほしい」「将来のために○○してほしい」など、親として思うところはたくさんあると思います。それをこどもに教えていくことは大変ですよね。ですが、最低限のしつけができていないと、外出先でこどもが恥をかいたり、周りに迷惑をかけてしまうこともあります。
では、こどものしつけは何歳からはじめるのがいいのでしょうか。

そもそも”しつけ”って?

”しつけ”と聞いて、どのようなことをイメージしますか?きっと多くの方が、「公衆の場や社会に出て困らないようにするために、良いこと・悪いことを教えること」というような大体の認識をもっておられると思います。しかし、実際にはしつけには「こどもが自分で命の危険から身を守りながら責任をもって生きていくため、また自由に生きていくために、生活習慣やルールなどを教えていく」、という意味もあります。

このしつけ、とても大切であることには間違いありませんが、しつけを行うのは親が一番適任であることには理由があります。
しつけを行うには、親子の信頼関係がとても重要だと言われています。親との信頼関係がなくてはこどもは言うことを素直に受け入れませんし、もちろん従うことはありません。
親がどれだけ手本を見せようとも、こどもとの信頼関係が築かれていなくてはできないことなのです。そのため、しつけを行うには親子の信頼関係が重要になります。

しつけは何歳から始めるの?

前述の通り、しつけを行うには親子の信頼関係が重要となるのですが、この信頼関係を築くという意味では0歳からしつけが始まっていると言っても過言ではありません。
しつけの第一歩が、親子で信頼関係を築くこととも言えます。

0歳児の赤ちゃんと信頼関係を築いていくということは想像できないかもしれませんが、具体的には赤ちゃんが何か声を出していたらきちんと答えてあげたり、抱きしめてあげたり、ミルクをあげたりという日常生活の行動が信頼関係へと繋がります。まだ言葉は分からなくても、ママやパパの表情や態度から敏感に感じ取っています。赤ちゃんから返答はなくとも、毎日声をかけてあげることも大切です。

パパとママで違いがないように

例え赤ちゃんであっても、こどもはしっかりと普段の親の言動を見ています。パパとママとで怒るところと褒めるところなどに違いがあると、こどもは混乱してしまいます。
パパ・ママのどちらかと信頼関係を築くことができるというわけではなく、どちらとも信頼関係を築くことができなくなってしまいます。
どのようなことが良くて、どのようなことがダメなのか、どの部分は褒めてどこを怒るのか、そのような点を夫婦でしっかり話し合って、矛盾が生じないようにしていくことも重要なポイントとなります。
まだ言葉が分からないうちから、信頼関係という名のしつけを行っていくわけなので、良い・悪いを教えるというよりも、まずは抱きしめたり話しかけたりというスキンシップを大切にしていくようにすると信頼関係が築きやすくなります。もう少し大きくなってこどもにこちらの言うことが伝わるようになる頃に、スムーズにしつけを行えるように、赤ちゃんのうちからたくさん関わりをもつようにしたいですね。

おわりに

しつけというのは言葉や動作で行うものという認識が一般的かと思いますが、しつけは0歳児から行っているということを忘れないようにしなくてはなりません。
信頼関係を築くことこそが、しつけのはじめの一歩になります。赤ちゃんにたくさん触れて、たくさん笑って、パパとママの愛情をたくさん注いであげることが、小さな赤ちゃんへの大切なしつけなのです。

参考サイト

http://news.livedoor.com/article/detail/12448299/
http://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Camily_18408/